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Memorandum

2009/1/4

2008年末とうがらし

いきなり昨年の話になりますが、C75で本3rdを買ってくださった方、ありがとうございました。なるさんの日記には謙虚なコメントが載っておりますが、私自身、原稿落としてしまい、今回は表紙だけの参加となってしまっております。でもその分、今回のイラストはかなり気張りました…。しかしながら、次は(あるのか?)、何か書ければいいなと思います。よーし、まずはネタ探しだー。

アフタークライシス・キーボード

前回の記事で、キーボードとっかえひっかえしているという話を書きましたが、結局日本語フルキーボードに戻ってしまいました。うーむ、かっこつけて英語キーボードがいいとか、省スペースがどうとか言いましたが、やっぱり長年使ってあるだけ、このタイプが一番使いやすいです、それに英語キーボードに拘ると、ノートパソコンの選択の幅も大分小さくなってしまいますしね。というか、ほぼThinkPad一択になってしまうのか…。

デジタルカメラの参考書

丁度一ヶ月前くらいに、デジタルカメラを購入して、家の小物を撮ったりして遊んでいます。外出ろよ、って感じですが、それ以前にカメラの使い方がわからない…。長年「写ルンです」といった使い捨てカメラしか経験のない自分にとっては、オートフォーカスのバカチョンカメラですら苦戦している現状です。っていうかまず「フォーカス」っていう言葉自体よく知らなかったもんね。「ピント合わせ」とか「ピンボケ」とか知ってましたけど、今は「フォーカス」っていうのか…。昔から言ってた? あらら、がくっ。…ともかく、フォーカスもマニュアルにしてみたり、露出、ホワイトバランスやストロボ等、いろいろいじりながら、カメラの使い方というものを、学んでいるところでございます。同じ被写体でも、設定一つでこんなに変わるのかと感動したりと、カメラに凝る人間が多いのも納得です。

というわけで、デジタルカメラ時代の写真撮影の参考書として、たくきよしみつ著の「デジカメに1000万画素はいらない」という新書を購入しました。この本はいわゆる、良いカメラを使って良い写真を撮るという本ではなく、あくまで普及価格帯のデジタルカメラ利用による撮影テクニックに焦点が絞られている本です。ざっと読んでの感想ですが、内容は結構万人向けという感じがしますが、F値などの用語が説明なしに出てくるので、カメラのスペックの意味をある程度把握できてないと、読んでもあまり面白くないかもしれません(この辺はデジカメ購入のときに、調べたりした部分もあったので、自分はなんとかついていけました)。あと若干、低画素数にこだわり過ぎているというか、論調に偏りがちな部分があるような気がしないでもない…。しかし、実際の撮影例を交えた解説はわかりやすくて説得力があり、読んでいて、せっかく買ったカメラをもっと使おうと思わされる、なかなか面白い本だと思いました。

2009/3/2

Latitude XT

昨年、ピュアタブレットPCのSlate-DTを購入したと書きましたが…売り払いました。やっぱし、キーボードはあったほうがいいですよ、うん。

まぁ、そういうわけで、2月の半ばにそのお金で、ノートPCのリプレースも兼ねて買いましたLatitude XT。DellのコンパーチブルタブレットPCです。LenovoのThinkPad X200 tabletや、富士通のLIFEBOOK T2020と迷ったんですが、チップセットにAMD社製のものを採用しているのと、筐体の薄さ(と円高ドル安)で決めました。

挿絵

CPUは、Core2Duoの超低電圧版であるU7700(1.33GHz 2MBL2)を採用しており、はっきり言って遅いです。メモリDDR2-667、ユーザーアクセス不可のスロットに1GByte、別の1スロットがユーザーに開放されており最大3GByteまで増設可能になっています。チップセットは、このクラスには珍しく、AMDのRadeon Xpress 1250を採用しています。

HDDに関しては、ThinkPad X40と同様1.8inchHDDを採用。容量は80GByte。正直、あまりHDDのパフォーマンスには期待していませんでしたが、以外にそんなに気になりませんでした。同じ1.8inchでも、X40に採用された世代のよりは大分パフォーマンスが改善されているようです。

無線LANに関しては側面にあるスイッチでON/OFFを切り替えられるようになっていますが、Bluetoothも一緒にON/OFFしちゃうのがなんとも…。ちなみに、無線LANはa/b/g対応(ドラフトn対応のオプションもあります)Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、スタックは東芝製です。

入力パネル部分に関しては、タブレットPCのほとんどで採用されている、WACOMの電磁誘導パネルではなく、N-trig社製の静電容量式DuoSenseを採用しています。指でのオペレーションに関して、抵抗膜式とは違い、ほとんど触れるだけで反応するのがすばらしい。逆に液晶は、一般的なTN液晶が採用されており、10人並みだと思います。他のタブレットPCがVAやらIPSやら採用している中で若干期待してたんですが…、ただ、LEDバックライトはかなり明るめでいいです。

あと、Latitude XTは、液晶を固定するラッチが存在せず、マグネットで固定するようになっています。スマートでなかなかいいと思いますが、どうも時間差で固定されるようで、閉じてからしばらく経たないと、ちゃんと固定されません。たんに磁石が弱いだけかもしれませんが。

付属のACアダプタが驚くほど小型軽量なのには感心しました。本体よりもさらに薄く、平べったい形をしており、ケーブルも短め。ついでにバッテリー持続時間も短め。自分が購入したものには大容量バッテリである6セルバッテリが付属していましたが(通常の4セルバッテリと大きさが同じで、重量が違う)、これでも3時間持たないんじゃないかと思います。この辺は3Dのパフォーマンスとのトレードオフになってしまっている感じです。

ちなみにOSはWindows Vista Businessダウングレード済みWindows XP TabletPC Edition 2005…英語版。海外から通販で買ったために英語版です。日本語表示も出来、入力もできるんですが唯一できないのが、手書き日本語入力。こればかりは日本語版買うしかないのかもしれませんな。

ソフトウェアに関しては、Slate-DTよりかはマシというレベルでしょうか。Lenovoと比べると、正直なところ、かなり落ちます、超落ちます。やはりサードパーティのハードウェア制御プログラムを寄せ集めただけという部分が多い…。あと、ThinkPadではBIOSからスリープからハイバネーションへの自動移行が設定できましたが、Latitudeではできないのも残念。まぁ、ソフトウェアパッケージ自体は変なソフトが無く、シンプルにまとまっている点に関しては評価できます。リカバリCD(及びDVD)がちゃんとXP-TEとVista、両方付いてくるのもいいです。

そんな感じで総合的にはいいんじゃないかという感じです。まぁ、不満点を言えば、ポインティングスティックに関して、なんでスクロールキー付いてないんだよとか、じゃぁ、タッチパッドを使おうかというと、タッチパッドのエリアがちょっと狭いなぁとか、あとキーボード結構安っぽいなとか、その辺若干ありますけれど、おおむね良くできていると思えます。とりあえず、ここ何年かMac買ったり、うろちょろしていましたが、ここいら辺でフィックスしようと思います。グラフィックアクセラレータは結構いいの積んでますしね! 使うパソコンはそんな感じで、デスクトップ1台、ノート1台に戻りそうです。

2009/3/20

もうちょっとLatitude XT

Latitude XTですが、前回は結構厳しめに書いてしまった…。わりと良いなんて言っちゃいましたが、実際のところは、かなり気に入っています。個人的には、ここ1、2年のうちに発売されたB5ノートの中では、最も完成度の高い製品の一つだと思いました。カタログスペックについて言えば、目立つ部分も無く、超低電圧版CPU、1.8インチのHDD採用してるわりに、重量1.7Kg程など(6セルバッテリ装着時)、むしろマイナスイメージの部分も少なくないですが、それ以外の部分、アルミベースの筐体や内部マグネシウムフレームに、かなりしっかりとしている回転ヒンジなど、筐体自体の造り自体にはかなりのコストを振っている感じが好印象です。

あと余談になりますが、12.1インチWXGA(1280x800)ディスプレイの文字が想像以上に小さいのには参りました。ちょっとだけ、しんどいです。去年、ThinkPad X61 tabletの12.1インチSXGA+がうらやましいと書きましたが、とんでもないですな。

あと、前回の訂正になりますが、無線LANのハードウェアスイッチは設定すれば、Bluetoothの切り替えと独立できました。よかったです。あと、ソフトウェアについても、厳しく書いてしまいましたが、いろいろいじっていると、意外とかゆい所に手が届くようにはなっているようで、いい感じです。それでもいくらかの不満もあり、Lenovoに比べれば、やはり見劣りする感じですが、PBJよりかなり頑張っていると思いました。

そういえば、後継機のLatitude XT2が発表されてますね。ウルトラハイエンドな価格設定なのは変わらずで、今回も極一部の業務用にというターゲットレンジという感じですが、チップセットがIntelのものになってしまったのが残念と言えば残念。余談ですがM780GのIntelCPU対応版が無いというのも残念。しかしながら、逆にnVidiaのチップセットを採用してパフォーマンスを上げるよりは、vPro対応にした方が、業務用としては顧客のニーズを満たす部分が多いとも思え、うまくブラッシュアップしているという感じではあります。でも、せんとり~の、せんとり~の、せんとりい~の~、は、やっぱ、ちょっと…。

2009/3/21

Infinite Warの呼び声

超久しぶりにゲームの話題ですが、なんとなくSupreme Commanderを久しぶりに遊んでます(処分しちゃったので、買い直しました…あほだ…)。テレビゲーム遊ぶのほんと久しぶりです。最初にキャンペーンをちょっと進めて、ルールを思い出しつつ、スカーミッシュに挑戦! このゲームのAI強くなかったよなー、とか思ってHard AI選択したらボコボコにされてしまいました。派手なExperimental Unitを早く生産しようとして焦っちゃうのがいけないんですよねー。このゲームでは、とにかくユニットをそろえて前線に出して…という感じなので、焦らず、タイミングよくTech1,2,3と順当に上げていかないと、リソースのバランスがすぐに崩れてしまい、一瞬のうちにジリ貧になってしまいます。むーん、難しい。ユニットの生産も、敵に合わせてカウンターしていかないと…、ってあれ、またリソースが…。レーダー立てて敵の動きを把握するのは当然、あ、またリソースが…。そんな感じで、リソースを制する者はInfinite Warを制す! いやこれはRTS全般に言えることですが、SupComの場合、生産アシストの関係もあって、バランスをとるのが結構難しい! 逆に、攻める部分については、大量のユニットゴリ押しに終始しがちなところが面白い。なかなか、うまくいきません。

2009/5/4

ESXiでZeitgeistはみえるか?

通信販売や秋葉原に足を運んだりして部品を集め、ついに私も噂の(?)家庭内サーバー、いわゆるホームサーバを導入しました。最近はLinuxをはじめ、ホームサーバを構築するのに必要なソフトウェアのほぼすべてがフリーで入手できることもあり、イニシャルコストがハードウェアのみというのが素晴らしいですね。ホームサーバを構築するのに導入するOSというと、やはりLinuxが鉄板(もっとも実績がある)という感じですが、今回はESXi3.5を利用しました。これはVMware社がフリーで配布しているLinuxベースのOSで、バーチャルマシンを制御することに特化した、いわゆるハイパーバイザと呼ばれるものです。このOS単体では何もできませんが、LinuxやWindowsなどのOSをESXi上にバーチャルマシンとしてインストールすることで、複数のOSを一つのハードウェアで制御できるというものです。こういうと、結構プロフェッショナルユースみたいな感じもしますが、仮想OSとしてOSを走らせることで、何かOSの設定に失敗してマシン立ち上がらなくなっちゃった、なんてことがあっても事前に設定した復元ポイントまで戻ることができたりするので、ホビーユースにも向いていると思います。なにせOSのインストールからすべてリモートで管理できるので、手軽にLinuxの新バージョンをインストールできたりと、最近の高性能なPCにありがちな何かと余らせがちなハードウェアリソースを有効に使えるのではと思います。

今回用意したハードウェアはシステムボードにIntelのDQ45EK(Mini-ITX)、CPUにLGA775 Xeon 3065(Dualcore2.33GHz 6MBL2 1333MhzFSB これだけ中古です。Celeronと迷ったんですが…)、メモリ4GB、HDDは500GByteをひとつというものですが、オンボードのLANのみは標準で認識してくれなかったため、ESXi3.5 U4をHDDにインストールしたのち、リスタート後ESXiを立ち上げずにMS-DOSを立ち上げて、コマンドラインから有志のドライバを手動でコピーすることで対処しました。今回用意したシステムはvPro対応ということで、電源のON/OFFやBIOSのセッティングも一通りネットワーク越しのリモート管理できるようになったのがすばらしい! しかし、このESXi、ハードウェアをかなり選ぶようで、RAIDカードをそのうち追加したいと考えてはいるものの、PCI-Express x1に刺さるようなRAIDカードってほとんどサポートリストに載ってませんね、むーん。ついでに、ハイパーバイザにバーチャルマシン、AMTと家庭内ネットワークのIPアドレスが一気に増えてしまって、こりゃ整理しないとパスワードなんかすぐ忘れちゃいそうです、あうあうあー。

しかし、ハイパーバイザというものが、こんなホビーユースのところで組めるという程に敷居が下がっているというのが驚きです。こういうのって元来メインフレームなんかで実現したりするものというイメージがあるので、ちょっと感動。バーチャルあるところにパラダイムシフトあり、というかタイムシェアリングコンピュータの頃の考えというのが今のコンピュータ技術を支えているんですね、うんうん(うまくまとめたつもり)。

2009/5/29

デジタイザに廻る

最初に買ったタブレットPCのSlate-DTのデジタイザはWACOMのセンサ搭載でしたが、それほど精度がいいものではありませんでした。画面の端に行くと、ミリ単位でカーソルとペン先の位置がずれるため、基本的なオペレーションには困るほどでは無いものの、WindowsXPのテーマ「Windows クラシック」のウィンドウのボタンを押すのに、ちょこちょこミスしたりと(「Luna」なら問題なかったんですが)、精密な操作をするのには向いていないという感じでした。逆にLatitude XTのシステムはN-trig社のものでしたが、その精度の高さには驚きました。画面端にでペンを持っていっても、ほぼずれがないのはもちろん、ペン先の追従性もかなり速くてちょっと感動しました。Slate-DTも若干そうでしたが、前に大学の先輩に見せてもらったThinkPad X61 Tablet(液晶ディスプレイの解像度がSXGA+のタイプ)は、ペンの追従に見てわかるくらいの遅延があったので、その違いにはちょっと驚きました。ペンタブレットのセンサは、あまりタブレットPCのレビューでも触れられることはほとんどありませんが(Latitude XTのタッチパネルも、国内のニュースサイトのレビューでは感圧式と紹介されていたり…)、結構進歩しているんですね。

それはともかく、つ、ついにペンタブレットを買いました。イラストは趣味で書く程度ですが、マウスで下書きから色塗りまでやっていると時間がかかってしょうがないので、決めました。買ったのはWACOMのIntuos 4ですが、なんか聞くところによると、標準のシートでは摩擦係数が大きく芯の減りが非常に速いということで、貧乏性もあって、ガラス飛散防止シートを上に張って、摩擦係数を減らして使っています。でも、やっぱり紙とは違いますね。画面を見ながらペンを動かすのが難しくてしょうがなくて、実は使わず一ヵ月以上放置してるんですが、やっぱり使わなきゃですな。

2009/7/20

夏も暑さを乗り切るためには

丁度一年前、Radeon HD 2900XTを購入しましたが、Radeon HD 4670を新しく買って交換しました。PCの発熱も大幅に下がり、騒音もかなり減少しました。性能の方も、若干減少しましたが…。ゲームとはあまり関係有りませんが、AVIVOも改善されているのか、動画の写りも気持ちきれいになっている感じなのはいいですね。

2009/7/23

20ページから無限大へ

Microsoft Office 2003で追加されたOnenoteというソフトウェアには、大きな衝撃を覚えた記憶があります。基本的にExcelにしろWordにしろ、基本的には整理した情報をほかの人に見せるためのソフトが中心だったので、情報を整理するためのソフトという位置づけのOnenoteにはカッコ良さを感じました。

自分の本棚にある、たくさんのコピー用紙でしていることを、デジタルで実現できるなんて、素晴らしいことだと思いました。紙のメモでは、コピーやペーストしようとすると、切ったりはったりをしなくてはなりませんし(実際、自分はそうやって整理していましたし)、それがデジタルデータなら一瞬で完了するのですから大したものですよ。類似ソフトの存在は、知っている人は以前から知ってる感じだったのかもしれませんが、自分がこの手の情報整理専用ソフトという存在を知ったのは、このOnenoteが初めてでした! 2005年にはThinkPad X41 Tabletが発売されたりして、これとOnenoteで最強(?)じゃん! と思いましたが、如何せん当時はソフトウェア、ハードウェアともに高価すぎて手が出せませんでした。

時は流れて、今の話になりますが、今更ながらOnenote2007を使い始めました。Webサイトのスクラップが主な用途と云うのは、時代の流れを感じますが、家庭内サーバにOnenoteのデータを配置して、デスクトップで記録したものをタブレットPCの手書き入力で補完・整理したりと、当時の感動そのままに、なかなか便利です。やはり、まだ紙の方が便利な部分も多いですが(電源入れないで使えるという利点はやはり捨てられませんね!)、積極的に活用したいですね。

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2011/8/29 Illustration 更新

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