具体的に説明すると、ユニット毎に設定された数の敵を倒すごとにレベルアップするようになっています。この数は、基本的に技術レベルの低いユニットほど小さく、試作ユニットは大きくなっています。例えば、UEF T1 Land Scoutは2体倒せばレベルアップできますが、UEF T4X Mobile Factoryはレベルアップに25体の撃破が必要です(SupCom Wikiより)。レベルアップの効果はすべてのユニット共通で、最大HP +10%されます。自動回復能力についてはユニット毎に回復率が設定されており、UEF T4X Mobile Factoryの場合 HP回復 +15毎秒となります。例としてUEF T4X Mobile Factoryが50体の敵を倒したとすると、Veterancyレベルは2となり、HPは15,000(+20%アップ)になり、自動回復 +50毎秒(標準で20/s、レベルアップボーナスで30/s)となります。ついでに耐久力が減少していた場合、5,000以上取り戻すことができます(!)。つまり、注意すべき点はレベルアップ時の耐久力回復効果です。T1,T2クラスのユニットの耐久力が25%回復したところで少し寿命が延びる程度ですが、高い耐久力を持つACUや試作ユニットがレベルアップした場合、その都度、数千から数万の耐久力が回復することになります。レベルアップの条件は、上記の通り比較的緩いこともあり、あとちょっとで倒せる…なんて思いながら損害覚悟でウィニーを突っ込ませても、この耐久力回復効果でなかなか倒せないと言うこともありがちです(5レベルまで上がった場合、最大125%分を取り戻すことになります…)。ちなみにユニットの撃破数とレベルは、ユニットにカーソルを合わせると右下に小さく表示されます。また、この撃破数は敵味方の区別がありません。これを利用して、耐久力が低下した試作ユニットなどに周囲の味方ユニットをわざと撃たせて、体力の回復を行わせるテクニックが存在します。
Command and Conquer Red Alert 3の続編になります。2009年3月発売。内容は4つの短編キャンペーンと、チャレンジモードと呼ばれる新ゲームモード、追加新ユニットとなっています。ただしCoopを含めたマルチプレイはばっさり削除され、シングルプレイ専用となっています。その代り当時流行っていたスタンドアロンタイプ(本編のインストールが不要)の拡張パックとなっています。キャンペーン4つのうち3つは、本編のAlliesのエンディングの後日談を描いており、Uprising(反乱)のサブタイトルの通り、疲弊したSovietの反撃からストーリーが開始します。今作ではAlliesに兵器を供給する死の商人フューチャーテック社にスポットが当てられ、新たな秘密兵器を巡る戦いが始まります。もうひとつのキャンペーンは本編でサイキック兵士として登場したユリコ・オメガの物語を描いたものとなります。キャンペーンはどれれも4ステージと、本編の9ステージの半分以下のボリュームですが、本編の前半がユニットの特性を学ぶ練習ステージを兼ねていたのに比べて、こちらは最初からほぼすべての兵器が扱える、いわば上級者向けのシナリオとなっているので、案外ボリュームはあります。ただし、本編では全ステージCoop対応の、いわば2vs2の内容でしたが、Uprisingではマルチプレイがなくなっている影響で、友軍なしの1vs1という一般的なRTSの形を取っています。
Civilization Vの拡張パックGods and Kingsが近いうちに発売されるそうですが、宗教が新機能の一つとして追加されるらしいですね…。自分は4の宗教のシステムは好きじゃなかったので、どういう風な実装になるのか非常に不安です。内政にボーナスとか、都市にアドバンテージorディスアドバンテージ程度ならいいと思うのですが、外交面で影響が出るという4の仕様は、ただでさえ薄らとんかちなAIのアキレス腱にしかなっていなかった印象があります。
Deus Ex: Human Revolutionです。ゲームメーカーの中でも老舗のEidos Interactive開発のアクションゲームです。PCで発売され、非常に高い評価を得たDeus Exシリーズの3作目になります。ゲームは、人体改造Argumentationの技術を有する企業Sarif Industriesが謎の襲撃を受けるところから始まります。同社の社員である主人公は、襲撃に巻き込まれて命を落としかけるものの、体の多くをArgumentation化することで一命を取り留め、襲撃事件の謎を解き明かしていきます。基本的にFPSの形を取っていますが、経験値によってプレーヤーを強化出来たり、行動や選択によって展開が変わるなど、RPG的な側面の強いゲームになっています。
またDLCとして、本編の内容を補完する内容のDeus Ex: Human Revolution “The Missing Link”が発売されています。自分は本編終了とともに続けて遊びました。こっちはクリアまで5時間程度と短いですが、本編同様、安定した面白さはあります…。しかし、全体的にDLCとしては本編と比べて変わり映えが無さ過ぎて、ちょっとイマイチという感じです。時系列的に本編後半に位置するものの、本編とは完全に独立した内容になっており(ステータス引き継ぎ等無し)、Argumentationが初期化されてしまっているのが残念。最初にまとまったポイントストックがあって、自由にキャラクターメイキング出来るようになっていればよかったのになと思いました。本編のシステムを流用した単純なミッション集という感じで、ストーリー的には本編を補完する内容なので、本編がすごく気に入った人にはどうぞという感じでしょうか。(スクリーンショットはThe Missing Linkのものです)