プレイバック 2013-2020 その1

2013年以降ウェブサイトの更新はほぼ休止状態でしたが、ゲームちょいちょい遊んでいました。以前に比べて遊ぶ時間はめっきり減りましたが、仕切り直しと言うことで、これまで取り上げていなかったものを、ざっと取り上げていきたいと思います。いろいろ書き留めつつもウェブに上げていなかった散文のまとめです。今回は、その第一弾。この7年間、ゲームに費やした時間の大半が今回取り上げる3本に注がれています。

Company of Heroes 2

Relic Entertainment開発、SEGA販売の第二次世界大戦における独ソ戦をテーマにしたRTSです。2013年6月発売。人気シリーズの第二弾です。一作目と同様グラフィックに力が入っており、開発陣がCold-tecと呼ぶ降雪表現が綺麗です。反面、発売当時はハイエンドPCが必要でしたが、7年たった今ではミドルレンジのものでも動作は余裕です。

RTSとしては生産関連のマネージメントが簡略化されており、戦闘のマイクロマネージメントに専念できる設計となっています。方向によって防御力の異なる戦車のコントロールが独特でなかなか面白いです。AIもなかなか手強い。シングルプレイキャンペーンのストーリーは陰鬱な展開ばかりで、当時の戦争の光陰を映し出すようなものとなっていますが、独ソ戦が好きで購入した自分は期待通りの出来として楽しめました。反面、オンライン要素は不満でした。ゲーム発売後に大きなアップデートがあり、実績を達成してアイテムを取得するシステムから、スマートフォンでよくあるガチャ(アイテム課金)的な要素へと変更となってしまったのが非常に残念です。ちなみに、得られるアイテムはスキンや極微量のドーピング要素であり、あからさまなPay-to-winではありません。

ちなみに開発のRelicはその後かなり迷走しているようで、人気シリーズの最新作Warhammer Dawn of War IIIを発売したものの、売り上げは苦戦を強いられ拡張パックはおろかDLCが一切発売されないまま開発終了が宣言されてしまいました。その後Age of Empre IVの開発を担当と報じられましたが、その後Microsoft から開発会社の変更が発表されており、今後の活動が気になります。

Sid Meier’s Civilization V

以前も紹介しましたが、シリーズではIII、IVと遊んで今作が一番面白かったです。ただ拡張パック2種はあまり好きになれませんでした。要素が増えたものの、分散した細かいボーナスを拾い上げるゲーム性が自分にはイマイチで、ずっとバニラ(拡張パックを抜いた状態)で遊んでいました。バニラのシンプルでスピーディーな感じがいいです。また、今作の一度決定した方向性を大きく変えられないゲーム性も面白く感じました。前作はフレキシブルに変更がしやすすぎて、状況毎のパターンが決まりがちでしたが、今作の一度決定した方向性に振り回されるゲーム性は、なかなかスリリングです。ランダム要素が強すぎるきらいもありますが…、なんかそこもいい。ちなみに最新作のVIも発売前のレビューを読んだ限りだと、Vの拡張パックのゲーム性を踏襲しているような印象だったので、あまり期待できずにそのまま遊ばず仕舞いです。

拡張パックもある程度出揃っているので、そのうち遊びたいとは思っているのですが、近い将来発表されるであろうVIIの方に期待しています。

Pinball Arcade

FarSight Studio開発・販売のピンボールシミュレーターです。2013年11月発売。実際にゲームセンターなどに展開されていたピンボールマシンを再現したゲームです。販売形式としてはよくあるモバイルゲームのように本体無料別途課金有りという形で、ゲーム本体は無料で配布され、無料で遊べる1台を除いてピンボール台を別途購入する形です。ただし、一度購入した台は恒久的に遊べるようになっており、そこから追加の課金要素はありません。

正直、以前はピンボールというジャンル自体がシンプルすぎてあまり面白く感じなかったのですが、なんとなく手軽に遊べるゲームを探して遊んだところ、はまってしまいました。遊んでみると、縦横無尽に動き回るボールの制御はかなりのやり応えがあり、気がつけばトータルで何十時間も遊んでいます。

現在は大半の台がライセンス契約の問題で販売終了しており、新台の追加も1年以上無いため、実質的に開発終了している状況ですが、販売が継続されている台でも面白いものは多いのでおすすめです。

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