先月、6年振りにPCを更新しました。CPUは引き続きAMDプラットフォームでRyzen 1600X、GPUはGeforce 1050tiにしました。ずっとRadeonだったんですが、最近はCUDA対応のソフトが多いので思い切って変更しました。メモリは以前と変わらず16GBとしました。価格高騰が続いているので据え置きです。とりあえず、CGレンダリングで以前の4倍出てすごい! PhenomIIからの進歩を感じます。
No Man’s Sky
そんなわけでPC更新後に遊んだ記念すべきゲーム1本目がこちら! 2016年8月発売。新進気鋭のHello Games開発の惑星探索アドベンチャーです。1800京個という途方もない惑星のバリエーションと、機械的なパターンを感じさせない作り込まれたフィールド生成という、これまでのゲームを大きく超えるプロシージャル技術が特徴です。発売当初は、事前の宣伝内容に対して多くの批判が集まったことが話題となりました。その後は継続的に多くの追加要素を加えながらアップデートを重ねてきたようです。

宇宙を旅するゲーム・・・と一言で言われても想像がつきにくいですが、古くからあるスペースコンバットシミュレーターと内容はかなり近いと思います。宇宙空間でのイベントが限定的な分、惑星探索に比重が置かれているのが特徴です。 とりあえずゲームを始めると不親切さが目立ちます。メインプロットはかなり希薄で、どう進めるかはプレーヤーの自由に委ねられているというスタンスですが、マニュアルは一切用意されておらず、チュートリアルらしいチュートリアルも無く、オプションから閲覧できるドキュメントもテキストベースで説明不足感が否めない。あと、これはPC版だけかもしれませんが、インターフェースも分かりづらい、操作しづらい、キーコンフィグも変にばらけていて、そもそもアクセスできる機能に気づけない。ゲームシステムの説明も無く、いきなり惑星に放り込まれて、当面の目的を説明されて…とにかくユーザーに対して不親切な部分が目立ちます。ちなみにグラフィックが結構重くて、自分のGeforce 1050tiでは初期設定でも結構しんどい。
とりあえず20時間近く遊んでみました。難易度を変更したりしながら何度も初めからやり直したので、一番進んだゲームで3つ目の惑星系に到達したくらいです。「パーマネント・デス」モード(プレーヤーの死亡でセーブデータ消去)で5時間進めたあげくに死んだのには思わず笑ってしまいました。 ともかく惑星探索は割と単調と言わざるを得ません。生命活動に必要な資源を集めながら探索範囲を広げていく…とは言いつつも、等身大で地球規模の惑星を踏破することはまず不可能で、適当なところで切り上げて次の惑星へと向かっていきます。肝心のプロシージャル技術については、同じ惑星は一つと無い・・・と言うものの、やはり一定のパターンは感じさせられます。その分、探索の目処はつけやすいものの、見慣れてくると言うか。逆に着陸可能な惑星しか存在しないというのになんだか違和感を感じます。その中でゲーム要素として用意されている、資材売却による資金調達、武器や宇宙船の改造、宇宙人との交流等を進めつつ旅は続きます。
感じた内容としては、なんだか不思議な魅力を持っていることは間違いはないものの、素直に面白いとはいえないような…。メインタスク完了まではまだ相当かかりそうですが、ここまで正直ワンパターンだし、もうずっとこんな感じなんだろうなと思うと先もあまり気にならない…。武器やテクノロジーのアップグレードはインターバルが長すぎて、先へ進めばいろいろ出来るのかもね…位にしか思えない。それなりに遊んだし、なんだかとりあえずもういいかな、という感じで、宇宙の旅は分からないままだらけで一度終わりにしようと思います。
最後になりますが、No man’s・・・とは言うもののどの惑星にも満遍なくNPCが存在しているというのが、はっきり言ってちょっと好みでは無い。プレーヤーとは別の宇宙人や、センチネルと呼ばれる惑星管理ドローン等が割と惑星内に点在している。これがなんだか、タイトルに相違ありと思えてしまって、なんだか興をそがれているような気がする。本当に誰もいない、自分しかいない惑星で、テントでも張りながら地図を埋めていくようなプレイを想像していたのでちょっとそこは期待と違っていたかな…。
とは言うものの、それでもなんとなく惑星に降り立ってしまう。先はあまり気にならないと言いつつも、まだ見ぬ何かを求めて、なんとなく遊んでしまう。そんな時間泥棒的ゲームと思います。
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