3月 2012

前回微妙と言ったUprisingで追加された新ユニットですが、ソビエトに追加されたGrinderという装甲車ユニットはちょっと面白い。キャンペーンでは敵専用ユニット扱いのこのユニットは、Apocalypse Tankから砲台を削って破砕ローラーだけを残したような外観をしており、他に武装が無いというビックリユニットです。しかし実際に使ってみると性能はやっぱり微妙で、ヒットポイントは高いものの小回りの利かない移動特性や、その敵に突っ込んでいかざるを得ない攻撃方法から、案外あっさり破壊されちです。クラッシュレベルが20なのも残念。Apocalypse Tankと同じ30あれば、敵装甲車を踏み潰して気分爽快! なんですがそれじゃ逆に強すぎるか…。しかし、そのフォルムと攻撃アニメーションはかなりかっこいいです。生産自体は序盤から可能なため、加速スキルをうまく使えれば…!

あと、ソビエトに追加されたユニットのひとつにDesolator Troopsという念願の毒物散布ユニットが! しかし肝心の使い勝手は微妙…。生産できる時期が遅いので、主力が装甲車に移る後半戦ではイマイチ活躍しきれないのが残念。汚染攻撃は装甲車や建物にも効果的で結構強いんですが、生産コストを考えるとやはり装甲車を生産して轢き殺した方が…。

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Command and Conquer Red Alert 3の続編になります。2009年3月発売。内容は4つの短編キャンペーンと、チャレンジモードと呼ばれる新ゲームモード、追加新ユニットとなっています。ただしCoopを含めたマルチプレイはばっさり削除され、シングルプレイ専用となっています。その代り当時流行っていたスタンドアロンタイプ(本編のインストールが不要)の拡張パックとなっています。キャンペーン4つのうち3つは、本編のAlliesのエンディングの後日談を描いており、Uprising(反乱)のサブタイトルの通り、疲弊したSovietの反撃からストーリーが開始します。今作ではAlliesに兵器を供給する死の商人フューチャーテック社にスポットが当てられ、新たな秘密兵器を巡る戦いが始まります。もうひとつのキャンペーンは本編でサイキック兵士として登場したユリコ・オメガの物語を描いたものとなります。キャンペーンはどれれも4ステージと、本編の9ステージの半分以下のボリュームですが、本編の前半がユニットの特性を学ぶ練習ステージを兼ねていたのに比べて、こちらは最初からほぼすべての兵器が扱える、いわば上級者向けのシナリオとなっているので、案外ボリュームはあります。ただし、本編では全ステージCoop対応の、いわば2vs2の内容でしたが、Uprisingではマルチプレイがなくなっている影響で、友軍なしの1vs1という一般的なRTSの形を取っています。

とりあえずSovietのキャンペーンをクリアしましたが、本編と違って味方がいないのはちょっとさびしいですね。ゲーム中の通信の内容も味気ないものが多くて残念。敵専用ユニットは倒し甲斐があっていい感じですが、味方として使える新ユニットは正直かなり地味。ただし、フューチャーテック社を巡るストーリーは結構面白く、新しい登場人物も多い本編同様の実写映像はかなり盛り上がります。無駄に際どい女性キャラクターの制服ももちろん健在ですし…。

チャレンジモードは純粋にプレーヤーのスキルを試すスコアアタック的な内容となっており、本編と直接的なつながりのない独立したゲームモードとなっています。ちなみにマルチプレイは対応しないと書きましたが、一応NPCの司令官相手にスカーミッシュは可能です。本編で追加された新ユニットも使用できます。

Uprisingでは、本編を補完する内容(4つの追加キャンペーン)に加えて、本編のシステムを用いた上級者向けの新モード(チャレンジモード)、新しいコンテンツによる新しい戦術(追加ユニット)がそれぞれ手賢くまとまっていて、コンテンツ不足が指摘されることが多い拡張パックの中でも、お手本のような内容となっています。ただしマルチプレイが削られているため、完全にファン向けの内容となってしまっているのは否めませんが…。自分は本編が気に入ったので、なかなか楽しいです。

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