Sid Meier’s Civilization Vを始めました。Sid Meier率いるFiraxis Games開発のターンベースストラテジーの最新版です。2010年9月発売。ついでに発売済みのDLCを一通り買ったりしましたが、今までの全部合わせるとなんど43ドル程(!)と、円高とは言え結構いい値段ですね。とりあえず追加の文明はいい感じだと思いますが、マップ追加とWonder追加は価格設定を考えると微妙ですね…でもこういうのって全部揃えたくなってしまうものですよね(ですよね!)。しかしながら我ながらメーカーの思惑にうまく乗せられているなとも思います。ちなみに英語版を買ってもゲーム内表記は日本語が選べます(…が、日本語フォントはアンチエイリアスがかからず、見た目があまりきれいでなく読みやすいとも言えないため、英語が読めるなら英語の方が…)。

Civilizationシリーズのゲームスタイルは一貫して同じで、プレーヤーは太古の世界から近未来までを一つの勢力(文明)として渡り歩いて、他の文明と争いながら世界一の文明になることを目指します。しかし近作は5年ぶりの新作ということで、ゲームルールには大幅な改定がおこなわれています。このシリーズはIII(拡張パックは未プレイ)、IV(Warlordまで)と遊んでいますが、かなり感じが変わった印象を受けますね。新しく追加され要素は多いですが、逆に前作で追加された多くの要素が削除されており、引き継いだ要素についても大幅な簡略化が見られます。ついでにIIIやIVで存在していたルーチンワーク的な部分にはテコ入れがなされており、全体的にかなり野心的と思われる変更が多いですね。よりシンプルに、よりわかりやすく、という方向になったと言えます。多くの新しいシステムについては実装にちぐはぐさを感じさせる部分も多く、シンプル化の代償として行動の幅が狭められている点があるのは否めないものの、つまらないルーチンワークが少なくなり、よりスピーディーなゲームになったのは確かで、評価できる部分も多いと思います。世間の評価として、IVと比べると完成度が落ちたという意見もあるようですが、個人的にはIIIやIVより好きな感じになっていますね。特にルーチンワークが少なくなり、スピーディーになった点は大きく評価したいです。
ゲームの方は、発売当初こそバグが多いことで話題になっていた感じですが、たび重なるパッチで大分解消されているようです。それでも、若干バギーですが…。とりあえず難易度低めで何戦かしてみましたが、肝心のゲーム内容は相変わらず面白いです。大幅に変更されたアートデザインも気に入りました。特に各文明の指導者のキャラクターデザインがいいですね。前作まではどれも愛想の無い、ふてぶてしいやつらばかりで、ちょっと没個性的な部分が否めませんでしたが(あれはあれでよかったのかもしれませんが)、今回はうまく個性が出ていると思います。中国の指導者、Wu Zetian(武則天)が良い感じです(まだ実際のゲームでは当たったことがありませんが)。
ただインターフェースの出来については、もうちょっと頑張ってほしかったような…ストレスを感じるようなものではありませんが、情報が別々の画面にばらばらに分割されてしまっている部分が多くて頭を傾げさせられます。もっと欲しい情報を素早く整理できるようなものであれば、なお良かったと思います。
Comments are closed.