Enemy Territory: Quake Wars (以下ETQW)

頼んだBrinkがいつまで経っても来ないので…というわけではないのですが、Brinkの開発元であるSplash Damageの前作、ETQWを遊んでいます。グラフィックカードを変えて一番効果が出たのが、恐らくこのゲームで、WUXGAの解像度かつ最高設定でも十分なフレームレートが確保できるようになり快適です。

ETQWは対戦型FPSとしてはオブジェクティブベースのゲームデザインを採用しており非常に複雑なシステムを持つゲームですが、そこが面白いと思っています。残念ながらセールス的にスマッシュヒットとはいかず、早々に失速してしまった感は拭えませんが、個人的には、ゲームデザイン・グラフィック・世界観を含めて非常に気に入っていて、2007年発売とちょっと古いですが、今まで遊んだFPSの中で最も好きなゲームの一つです(ちょっと欧米っぽい言い方…one of the most~みたいな)。

ETQWで評価したいのは、何と言っても、チームベースで複雑なゲームにもかかわらず、AIが抜群に賢いのがいいです。前にもAIヶ賢いというのは書いた記憶がありますが、発売から4年経った現在でも、このレベルのAIを搭載する対戦型FPSは他にないと思います。デスマッチ主体のFPSであれば、Unreal TornamentなどのAIが評価されたりしていますが、ETQWのようにチームで連携出来るレベルとなると、まともなAIを搭載しているゲームを探すのがそもそも難しい状態だと思います(インターネットを介した対戦のハードルは以前ほど高くなくなり手軽に対人戦が楽しめるようになったため、高度なAIの搭載がそもそも必要視されていないのかもしれませんが)。プレーヤーがバックアップを頼んだ時に、2~3人のAIが四方八方を適時カバーしながらついてきてくれるFPSは、ETQW以外ではなかなか無いですね…Shadowrunもかなり賢いと思いますが、プレーヤーの指示に対してアバウトなのが非常に残念です。そんなわけでBrinkでもAIには力を入れているという話を聞いたので、非常に期待しています。

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