Rise of Legends

キャンペーンをこつこつ進めておりました。そして遂にクリアしました。やったー。一応ストーリーは一段落したようですが、どうやらまだ事態が完全に鎮静化していないことが示唆されたりと、これは拡張パックへの布石なんでしょうか。っていうか拡張パックでるんでしょうか。

難易度Easyで進めていたので終始苦戦することはなかったですが、どうもやっぱり単調さが目立ってしまって度々手が止まりました。大体、半分近くの地域で起こる戦闘が似たようなマップでのスカーミッシュになってしまっているのに加え、結局、戦略マップで用意されたほとんどの地域をコンクエストする必要があるため、どの地域も早くクリアするか遅くクリアするかの違いくらいしかないんですよね。しかも遅くクリアしても早めに潰しても敵の戦力には変化がないので、結果的にほとんど一本道のキャンペーンと差がないのが残念です。ただ、地域を征服することでポイントが得られ、その割り振りは結構面白かったです。限られたポイントを使って自分の軍をどうやって強化していくかは、割とシンプルなシステムながら、なかなか面白いと思いました。この単調さは、たぶん単純に練り込みが足らないだけだと感じたので、続編があるならば、出来れば路線を変更せずにさらにブラッシュアップしたキャンペーンシステムに期待しています。

キャンペーンでは、専用のヒーローユニットが多数用意されていますが、その中でも個人的にお気に入りなのは毒使いPulitoreちゃんです! 問答無用の毒散布キャラ。なんてったって私はポイズン大好きなのです。大体、大抵のストラテジーゲームでステータス異常:毒は鬼門なんです。敵が使ってくるとこの上なくいやらしいのに、いざプレーヤーが使おうとすると全然使えないという、何とも言えないこのはがゆさ。っていうか徐々に体力が減っていったところで、もらうダメージはもらうので、ほとんどのゲームでは結局それならさっさと正面から殴ったほうが効率がいいという案配…。まぁでもRoLにおける毒の効果は以外(と言ったら失礼ですが)に馬鹿に出来ないものとなっております。なんだかんだで毒を散布してとっとと逃げるという選択肢が取りやすいのが、最大の要因かもしれません。でも、やっぱ、冷静に考えると、相対的にはそれほど強くないような…。

Unreal Tournament III Beta Demo

なんというかゲーム内容以前に、どれどれの環境でフレームレートがいくつ出たという話が先行するゲームはそれほど多くありませんが、その筆頭がこのEpic GamesのUnrealシリーズ(とid SoftwareのQuakeシリーズ)なわけです…たぶん。というわけで遂にQuake 4以来(Doom 3以来かな?)、テクノロジーデモソフトの新打ちがついに登場! って感じで個人的に盛り上がっているんですがどうでしょうか。っていうか最近は次世代ゲーム機戦争もあって、そっちにお株を取られていたような気がしないでもありませんが、個人的にはこのUnrealシリーズの新作登場によって、これでやっとPCにテクノロジーデモソフトの主導権が戻ってきたかな、と個人的に感じているわけです。まぁそれがいいことなのかどうなのかはちょっと判断できかねますが…。まぁ、ともかくエンドユーザーにとっては、うわー、すごいグラフィックだよー。すごいすごい言ってればいいわけです、ゲームの内容自体はともかくとして。

そんなわけで実際に遊んでみると、やっぱグラフィックはめちゃくちゃすごい奇麗なわけです。もっとも最近はFPSから遠ざかっていたせいか、いつのまにかすごい進化してるなー、という感じですね。しかも私の環境でも(Athlon64 4000+, Radeon X1900CFE, Memory 2GByte)、設定項目最高で比較的スムーズに動作するのが感動的です。

それでゲーム内容ですが、今回のPlayable DemoではDeathmatch用のマップ2つとVehicle CTF用のマップが一つ収録されており、それぞれマルチプレイとbot(AI)を利用したシングルプレイに対応しています。マルチプレイはボコボコにされるのがオチなので(っていうか、ぶっちゃけUnreal Tournamentシリーズ遊ぶの初めてなんですよね、なはは…)、シングルプレイでbot相手に遊びましたが、ゲームデザイン自体はシンプルというか、よくあるDeathmatchの基本に忠実な感じでよく出来ていると感じました。特にAIが非常によく出来ていますね。Deathmatchについては標準難易度のModerateが、これがまた絶妙な弱さで、へぼな私でも殺し殺されながらマップを把握できる感じのこの辺のさじ加減が流石老舗ディベロッパーという感じでいいんじゃないんでしょうか。Vehicle CTFについても、新要素のホバーボードがゲームのテンポをうまく速めている感じで、大きなマップを動き回るストレスを軽減する方向へとうまい具合に機能してるなーと感心しました。全体的に奇をてらわずのオーソドックスな出来ながら、着実にブラッシュアップに成功しているという感じで、新世代のスタンダードを作ろうという意気込みが感じられる出来だと思いました! 製品版に期待が高まります。

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