Supreme Commanderは、スカーミッシュは止めてキャンペーンの方を進めています。結構難しくて序盤から苦戦していますがなんとこのゲーム、負けても次に進めてしまうんですよね。誤解ないように言っておくと、いわゆる勝敗でストーリーが分岐していくダイナミックキャンペーンってやつではなくて、文字通り「このマップを勝ったことにして次へ進む」ってやつです。この思い切りのよさがクリス・テイラーなのかなぁと感心したり…していいのかよく分かりませんが。おかげで比較的順調に進んでおります。AeonとUEFをそれぞれ2面までクリア…って言ってもUEFの2面は実際にはクリアしてないんだけど…。マップはそれぞれ完全に独立していて、一度ストーリーを進めれば過去のマップはいつでも遊べるようになります。
Dragonshard

Dragonshardはファンタジー・テーブルトークRPGのルールセットであるDungeons and Dragonsをモチーフにしたリアルタイムストラテジーですが、利用されている世界観はBalder’s GateやIcewind Daleで有名なForgotten Realmsではなく、Eberronが採用されています。Eberronは中世ヨーロッパをモチーフに強大な魔法で動く飛行船や意思を持つ機械人形などが登場するというようなもので、剣と魔法の世界に一部オーバーテクノロジーを混ぜたような設定になっています。
表題のDragonshardというのはEberronにおいて断続的に空から降り注ぐ隕石の呼び名で、この世界ではメジャーな鉱石らしいです。Dragonshardには魔法の力が封じ込められており、巨大なものであればあるほど、ゲームに登場するThe Heart of Siberysのようにその力も大きいよう。小さなものも資源のひとつとして登場しており、隕石という設定どおりにマップへと定期的に空から降り注いできます。

ゲームの舞台はXen’drik大陸にあるRing of Stormと呼ばれる地域で、嵐に包まれている事からこの名が付けられているところです。遥か昔に巨大なDragonshard、The Heart of Siberysが空から落ちてきたことにより、この大地に元々存在していたエルフの都市は地下へと消失し、この嵐が作り出されたといわれています。今ではDragonshardによりトカゲから突然変異した種族、Lizardfolkが辺りを治めています。
ゲームのシングルプレイヤーモードでは、このThe Heart of Siberysを支配しようとするOrder of the Flameと、人間達の侵略から守るために戦うLizardfolkの二つのキャンペーンが収録されています。

ゲームシステムは全体的にRPGとRTSを混ぜたような感じで、ゲーム進行はマップの探索がメインで、その都度更新されていくタスク(敵の殲滅が主)をクリアしていくような感じになっています。Dragonshardではゲームクリアに必要なメインタスクの他にも、クリアが任意のオプショナルタスクが豊富に用意されていて、プレイ感覚は大分RPGに近い感じがします。日本では全然話題にならなかった感もあるものの、ストーリーや演出ががしっかりしていて、ゲームシステムも独自色が強いもののよく工夫されている感じがします。海外のレビューでは軒並み高得点だったのも頷けますが、セールス的にはそれほど良い結果は出なかったようです。
マルチプレイはまだ遊ばずに、シングルプレイに注力しています。とりあえずOrder of the Flameのキャンペーン、Chapter 4までクリア。たぶんもう終盤。ひとつのChapterがひとつのマップで構成されていますが、1マップは結構長め。フィールドはそれほど広くは無い分いろんなところにいろんなアイテムやNPCが配置されており、大分詰め込んである印象を受けます。

あまりグラフィックで勝負しているゲームにも見えませんが、キャラクターアニメーションはよく出来ていると思います。BGM含めてサウンドエフェクトは結構良い感じ。ちなみに数少ないRadeon推奨ゲームのようで当時のAtiのロゴが表示されますが、ゲームオプションからアンチエイリアス選択してもジャギーのままだよー、Radeon使っているのにこの仕打ち。ついでに数少ないAGEIA PhysX対応ゲームでもあるようです。
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