11月 2007

先日、話題に挙げたGears of Warですが、Xbox360での話題を聞くに、マルチプレイが面白い! とのことで、物は試しにと少し遊んでみました。ご存じのとおりXbox360ではMicrosoft自らXbox Live!というゲームのホスティングサービスをしており、基本的に同プラットフォームで発売されるマルチプレイ対応のゲームのほぼ全ては、このサービスを介してネット対戦等を実現しています。このXbox Live! は有料ながらオートマッチングなどが手軽に利用できるということもあって、なかなか好評を博しているそうですが、この成功の方程式をPCに持ち込んだサービスが、Windows版Gears of Warのマルチプレイでも採用されているGames for Windows Live! というわけです。

これはどういうものかというと、一応大雑把にいえば、Xbox Live! とのインターフェースやサービス内容の共通化を図って、PCでのマルチプレイをより簡便なものにしようというもので、そもそもネット対戦の源流がPCというプラットフォームにあることを知っている人間からすればなかなか野心的なサービスと言えるでしょう。現状のPCゲームのホスティングサービスの多くがGameSpyを利用している、もしくは大作タイトルにおいてはそのタイトル独自のホスティングサービスを提供している現状を考えると、PCにおけるネット対戦環境の改善策としては久々の大ニュースと言えるかもしれません。

ただし、前述のGameSpyなどの従来の競合他社のサービスと違う点は、Xbox Live! と同様にGames for Windows Live! でも有料購読が前提であるところで、Gears of Warに関しても非購読者(シルバーメンバーシップと呼ばれる)ではオートマッチングが選べない等の制限が課せられています。多くの…というよりMMORPGを除くほぼすべてのPCゲームのマルチプレイが、パッケージ代金に加えて追加投資の必要のない無償提供という形で解放されていることを考えると、流石プラットフォームホルダーMicrosoftという感じで、この挑戦的な内容にはPCゲームのマルチプレイの新しいスタンダードを作ろうとするこのサービスの成功についての絶対的な自信が垣間見られます。

というわけで今回はそのGames for Windows Live! 採用のGears of Warのマルチプレイのファーストインプレッションになりますが、このゲームでマルチプレイを遊ぶには、当然の如くGames for Windows Live! のアカウントを取得する必要があります。でも、これがちょっとめんどくさい…まぁそれはどうでもいいんですが、シルバーメンバーシップでは前述のとおりオートマッチングは選べません。従来のPCゲームでも一般的なサーバーブラウザからプレーヤーがホストしているサーバーを選択してのマルチプレイのみが可能です。しかし、このGames for Windows Live! のサーバーブラウザ、相手と自分の接続速度の指標となるPingが全く参照出来ないという仕様には思わず絶句しました。まぁ時間が悪かったのか、解放されているサーバーが2,3しかなかったため参加するサーバーの選択には迷うことはありませんでしたが…

どうも少し調べたところ、Xbox live! においてもPingの値は完全にユーザーが意識しなくていいように隠蔽されているようです。Games for Windows Live! の仕様もそれに追従した形を取っただけということは容易に想像できますが、ちょっと不便ですね。また、これはGames for Windows Live! の仕様かどうかは知りませんが、Windows版Gears of WarではDedicated Server Programが用意されていないのも残念な部分です。他に気付いた欠点として、サーバーブラウザに表示されるサーバー名がホストのプレーヤーの名前そのままで変更できない点や、ユーザー名を変更する手段がなくクランタグを付けられない点、サーバーにパスワード掛けられない点などが挙げられます。

ただ、Gears of Warのマルチプレイ自体はとても面白いです! 全体的にペースがゆっくりなのが自分にとっては丁度いい感じです。Doom3のマルチプレイとか好きでしたし。ただ、やっぱGames for Windows Live! 採用のマルチプレイについては不備が多く感じられて何とも、開発側はマップエディタをパッケージに同梱したりして流行らせる気満々という感じですが、発売してまだ間もないのにも関わらずあまりプレーヤーが多いとはお世辞にも言えない現状では、Dedicated Server Programの配布などがない限りこのまま失速してしまいそうな気がします。というか、よくこの内容でUnreal Tornamentで名を馳せたEpic Gamesがゴーサイン出したなという感じがしました。

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昨年Xbox360で発売されて人気を博した同名のゲームのWindows移植版になります。Xbox360では日本語版も今年の初めに発売されているので、たぶん知名度はかなり高いゲームだろうと思います。ファミ通でも結構得点高かったような気がしますし。このWindows版ではオリジナル版に比べグラフィックが強化され、ステージやマルチプレイモードの追加に加えてマップエディタを同梱しての、一応パワーアップ版という位置づけになっているようですね。

グラフィックは非常に綺麗ですが、ちょっと明暗がきつすぎて目が若干疲れやすいような…。スクリーンショットを見るとFPSに近い感じに見えますが、実際のゲームデザインはシューティングゲームというよりはアクションゲームという趣きで、とにかく撃って動いて撃って動いて…というよりは、撃って動いて止まって考えて、みたいな感じで進みます。まだ序盤しか遊んでいませんが、ゲーム進行はもうひたすら部屋から部屋へのリレー形式で、敵を全員倒したら次、敵を全員倒したら次、というふうな繰り返し感は免れない感じで、このゲームが面白く遊べるかどうかは、とにもかくにもカバーアクションと題されたゲームデザインがお気に召すかどうかにかかっていると思います。私は非常に面白いなーと思いましたが、爽快感というよりは、どちらかというと敵との駆け引きに面白さの重点が置かれている感じで、(海外のレビューなんかでは軒並み高得点なものの)好き嫌いが分かれそうな感じがちょっとします。

あと敵のLocustたんに可愛さを見出せるかも、面白く遊べるかという点で結構重要かもしれませんね。同じXboxからの移植でMicrosoft Game Studios発のゲームというとHaloが思い浮かびますが、前述の繰り返しの強いゲームデザインに加え、特徴的な敵キャラクターが用意されている所なんかはそっくりという感じがします。ただCovenantと違って、Locustはお茶目無しのシリアス100%という感じで、ちょっと行動パターンも多彩とは言い難く、その点は残念。でも私は遊び始めたばかりでまだ序盤なので、今後ラブリーチャーミーな敵役が出現するかもですな。

そういえば家庭用ゲーム機からの移植ということで気になるのが操作方法の変更ですが、このゲームはGames for Windowsブランドでの発売ということでマウス+キーボード操作に加えてXbox360パッドに標準対応しています。そういうわけでXbox360パッドを使えばオリジナル版の操作性が完全再現できるというわけで、タンスの肥やしになりがちな私のワイヤレスコントローラーが久しぶりに大活躍なんです! 振動にもばっちり対応でぶるぶるしまくりですし! …でも…本当はたぶん、マウス・アンド・キーボードの方が遊びやすいんだろうなー、とかは思います。というか慣れてないせいもあり、キーは押し間違えるわ照準を合わせるのにはもたつくわで、序盤からゲームオーバーになりまくりです。いやーん。でもコントローラーなんて普段全然使ってないし、こういう時しか活躍の機会もなさそうなので、ここは意地でもコントローラーでゲームを進めなきゃなわけです。

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実は…と言うほどの事でもないんですが、生まれて初めてマウスパッドというものを購入しました。サンワサプライの1200円のやつ。今まではノートに挟む下敷きとか雑誌とか、前にマウス新調の時にお話しした通り、最近だとプリンタ用紙(プリンタを持っているわけではありませんが、メモ用紙として大量に保持しております)とかで間に合わせていたんですが、物は試しというわけです。

本当のことを言えば、なにも敷かないのが一番いいと思うんですが、なんかこの前買ったマウスのRazer Krait君は、机の木目調が苦手なのか素ではポインタが飛びまくるので…という話は前回した通りだったんですが、その後プリンタ用紙が手の汗で紙が破けてきて情けない事この上なくなってしまったという後日談があって、今日の話につながるわけです。足を運んだ先はソフマップだったんですが、なんか1000円前後のマウスパッドにまぎれてエアーパッドプロとかいう3000円超(!)のマウスパッドがあったりして、やっぱ3000円くらい出すべきなんだろうかとか少しだけ迷いましたがやめました。前回、マウスはいいものを使うようにしているなんてカッコつけましたが、マウス敷きには全然こだわっていなかっというオチなわけです。これが頭隠して尻隠さずということなのか、っていうか1000円でも高いと思うんですが、3000円ってやっぱ破格ですよね…あれは…。

で、実際に使ってみるとそれほど劇的な変化があるわけではないものの快適…、しかし問題が一つ。なんとマウスを持ち上げて(モニタに表示されるポインタの位置をずらさずにマウスの位置を変えようとする)も、マウスポインタが動いてしまう! どうやら、ツルツルの鏡面加工的な表面が災いするのか、なんか今まで以上にマウスを持ち上げないと、マウスがパッドに密着していない状態でも検知してしまうようです。そういう感じで、ちょっと慣れないうちはつらそうです。でも他のマウスでもそうなのかと思い、マイクロソフトのワイヤレスレーザーマウス(Microsoft Wireless Laser Mouse 8000)でも試してみると、こっちは大丈夫なんですよね(Kraitは旧来の光学式マウス)。この辺は、やっぱり相性とかあるのかなー、とか考えております。っていうかマイクロソフトのマウスだと木目調でも全然大丈夫なんですよね。ちょっとKrait君は、やっぱりセンサーがタイトというかピーキーというか、パワー(?)バンドが狭いですよ奥さん。やっぱ、あれか、3000円コースが正解なのか、そうなのかー、がくっ。でも冷静に考えると3000円なら別のマウス買った方が早いかもですな。

私的ゲーム事情近況

むーん、例の秋のPCゲームラッシュ真っ只中ですが、この頃あんまりゲームやってないんですよね。最近では2週間くらい前に「The Witcher」を買ったものの、未だインストールすらしていないという体たらくです。というかその前にもgame4youの閉店セールで「Enemy Territory: Quake Wars」の限定版を買ったはいいもののDemoで満足してしまって、やっぱりインストールしてないとか、一応「Neverwinter Nights 2: Mask of the Betrayer」も購入してはあるんですが、未だに本編もまだクリアしてないしーみたいな情けない状況であります。そもそも、先週家を整理したついでに上記のゲームと「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」(拡張パックが出るとか)と「Dominions 3: The Awakening」(マニュアルばっか読んでます)を除いて、まとめて処分しちゃったりして、本棚もえらくさみしい状況になってしまっているとか、そんな微妙な状況になっております。っていうか一番微妙なのは、海外PCゲームの話題を取り扱っていると豪語しているこのサイトへと、海外PCゲームの話を読みに来ているにもかかわらず、こんな微妙な話を聞かされていることですな。いやはやすみません。

それはともかくポジティブに考えると、11月の発売ラインナップはすごい豪華絢爛ですね。遂にPCにも「Gears of War」が来たなーとか、「Unreal」の新作もついに登場かーとか、小粒そうだけど「BlackSite: Area 51」や「Kane & Lynch: Dead Men」「Beowulf: The Game」もなかなか面白そうだなー、とか思っております。「Crysis」も大作の一つですが、先月末にリリースされた体験版の印象は個人的にあまり冴えなくて、(買うまいか)どうしようかという感じです。

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