10月 2007

Splash Damage開発、id software監修のチーム戦FPSの体験版になります。基本的にゲームはインターネットを通してのマルチプレイに重点が置かれており、このPlayable Demoでも実際にマップ「Valley」を使ってマルチプレイが楽しめるようになっています。また、AIプレーヤーを利用してオフラインで遊ぶこともできるようになっています。

システムが結構複雑で、少しずつ把握しながらAI相手にひたすらEnemy Territory Offlineしているんですが、オフラインでも非常に面白くてびっくりです。ゲームシステムはチーム戦が主体ということでだいぶ複雑ですが、AIが非常によくできていて驚かされます。開発者が以前にAIの出来について「今まで発売されたゲームの中でもっとも賢い」なんて断言してた記憶がありますが、確かに状況に応じて臨機応変に作戦を変えてくるなどの高度な行動も目立ち、その挙動には素直に感嘆します。

グラフィックは広大なマップを遠景まではっきりと描写しているのが特徴的で、雰囲気も油臭い金属の質感なんかがよくできていて綺麗ですね。特に車両の挙動や兵士の動作などのキャラクターアニメーションが滑らかで、非常によくできていると思いました。

最初の話に戻りますが、オフラインで遊んでいる理由はもともと私がマルチプレイが好きじゃないというのもあって、いつも大抵はシングルプレイ主体のFPSに付いているおまけ的存在のDeathmatchをたまにちょろっと遊ぶくらいなんですよね。最近はのチーム戦FPSとして定番のカウンターストライクに加え、バトルフィールドやチームフォルトレス2、シャドウランなどもよくメディアなどで注目されて、いわゆるチーム戦FPSブーム真っ只中という感じですが、全然興味がわかなくて残念です。というか、こういうゲームって大抵がモチーフとして第二次世界大戦や現代戦などを使っていてミリタリー色が強い傾向がありますが、私はミリタリー好きじゃないのでもっと興味がわかないというわけです。反面ロボットや怪物系なんかは結構好きでSFが大好きなんですが、あんまりSFって最近流行ってないみたいですね。

今回のQuake Warsの場合、珍しいことにロケーションは純SFって感じで、巨大ロボットや怪物も出てくるし、AIが賢いから一人で遊んでいても面白いし、いい感じです。ただ体験版を遊んだ限りだと、システムが複雑な反面チュートリアルらしい導入補助もなく、だいぶ玄人向けという印象がぬぐえないゲームという感じで、今後は(既に製品版も発売されているわけですし)プレーヤー人口を同時期に発売されたチームフォルトレス2などの競合ソフトに食われてしまうのか、それともid software久々の(マルチプレイの)スマッシュヒットにつながるのか、その動向が気になります。

Read more

一応今週のビッグニュースと言えば、やはり海外のPCゲームの並行輸入品を取り扱っていたgame4youが閉店してしまったことでしょうか。日に日に安くなっていく在庫処分品のリストを眺めながら、最初は4万円近かったLogitech製のハンドルコントローラの価格がどこまで下がるのかな~、なんて(厚かましいながら)期待しながら眺めてましたが、最終的には2万円を切るくらいまで下がっていたようですね。っていうかいつの間にか売り切れてて、自分のここぞというときの勝負弱さにちょっとショック。実は密かに狙ってたりしてたんですが、ハンドルを握る前に、熾烈なF5レースに見事に敗北してしまいました。なんちって、なはは。

Read more

キャンペーンをこつこつ進めておりました。そして遂にクリアしました。やったー。一応ストーリーは一段落したようですが、どうやらまだ事態が完全に鎮静化していないことが示唆されたりと、これは拡張パックへの布石なんでしょうか。っていうか拡張パックでるんでしょうか。

難易度Easyで進めていたので終始苦戦することはなかったですが、どうもやっぱり単調さが目立ってしまって度々手が止まりました。大体、半分近くの地域で起こる戦闘が似たようなマップでのスカーミッシュになってしまっているのに加え、結局、戦略マップで用意されたほとんどの地域をコンクエストする必要があるため、どの地域も早くクリアするか遅くクリアするかの違いくらいしかないんですよね。しかも遅くクリアしても早めに潰しても敵の戦力には変化がないので、結果的にほとんど一本道のキャンペーンと差がないのが残念です。ただ、地域を征服することでポイントが得られ、その割り振りは結構面白かったです。限られたポイントを使って自分の軍をどうやって強化していくかは、割とシンプルなシステムながら、なかなか面白いと思いました。この単調さは、たぶん単純に練り込みが足らないだけだと感じたので、続編があるならば、出来れば路線を変更せずにさらにブラッシュアップしたキャンペーンシステムに期待しています。

キャンペーンでは、専用のヒーローユニットが多数用意されていますが、その中でも個人的にお気に入りなのは毒使いPulitoreちゃんです! 問答無用の毒散布キャラ。なんてったって私はポイズン大好きなのです。大体、大抵のストラテジーゲームでステータス異常:毒は鬼門なんです。敵が使ってくるとこの上なくいやらしいのに、いざプレーヤーが使おうとすると全然使えないという、何とも言えないこのはがゆさ。っていうか徐々に体力が減っていったところで、もらうダメージはもらうので、ほとんどのゲームでは結局それならさっさと正面から殴ったほうが効率がいいという案配…。まぁでもRoLにおける毒の効果は以外(と言ったら失礼ですが)に馬鹿に出来ないものとなっております。なんだかんだで毒を散布してとっとと逃げるという選択肢が取りやすいのが、最大の要因かもしれません。でも、やっぱ、冷静に考えると、相対的にはそれほど強くないような…。

Unreal Tournament III Beta Demo

なんというかゲーム内容以前に、どれどれの環境でフレームレートがいくつ出たという話が先行するゲームはそれほど多くありませんが、その筆頭がこのEpic GamesのUnrealシリーズ(とid SoftwareのQuakeシリーズ)なわけです…たぶん。というわけで遂にQuake 4以来(Doom 3以来かな?)、テクノロジーデモソフトの新打ちがついに登場! って感じで個人的に盛り上がっているんですがどうでしょうか。っていうか最近は次世代ゲーム機戦争もあって、そっちにお株を取られていたような気がしないでもありませんが、個人的にはこのUnrealシリーズの新作登場によって、これでやっとPCにテクノロジーデモソフトの主導権が戻ってきたかな、と個人的に感じているわけです。まぁそれがいいことなのかどうなのかはちょっと判断できかねますが…。まぁ、ともかくエンドユーザーにとっては、うわー、すごいグラフィックだよー。すごいすごい言ってればいいわけです、ゲームの内容自体はともかくとして。

そんなわけで実際に遊んでみると、やっぱグラフィックはめちゃくちゃすごい奇麗なわけです。もっとも最近はFPSから遠ざかっていたせいか、いつのまにかすごい進化してるなー、という感じですね。しかも私の環境でも(Athlon64 4000+, Radeon X1900CFE, Memory 2GByte)、設定項目最高で比較的スムーズに動作するのが感動的です。

それでゲーム内容ですが、今回のPlayable DemoではDeathmatch用のマップ2つとVehicle CTF用のマップが一つ収録されており、それぞれマルチプレイとbot(AI)を利用したシングルプレイに対応しています。マルチプレイはボコボコにされるのがオチなので(っていうか、ぶっちゃけUnreal Tournamentシリーズ遊ぶの初めてなんですよね、なはは…)、シングルプレイでbot相手に遊びましたが、ゲームデザイン自体はシンプルというか、よくあるDeathmatchの基本に忠実な感じでよく出来ていると感じました。特にAIが非常によく出来ていますね。Deathmatchについては標準難易度のModerateが、これがまた絶妙な弱さで、へぼな私でも殺し殺されながらマップを把握できる感じのこの辺のさじ加減が流石老舗ディベロッパーという感じでいいんじゃないんでしょうか。Vehicle CTFについても、新要素のホバーボードがゲームのテンポをうまく速めている感じで、大きなマップを動き回るストレスを軽減する方向へとうまい具合に機能してるなーと感心しました。全体的に奇をてらわずのオーソドックスな出来ながら、着実にブラッシュアップに成功しているという感じで、新世代のスタンダードを作ろうという意気込みが感じられる出来だと思いました! 製品版に期待が高まります。

Read more